Read Rangeアクティビティの使い方を説明します。
Read rangeアクティビティはExcelのテーブルからデータを読み込むために使用します。Excel Application ScopeアクティビティでExcelを開き、Read rangeアクティビティでDataTableに読み込むといった使用方法になります。
Read rangeアクティビティの主なプロパティ
Rangeプロパティ
Rangeプロパティは読み込む起点となるセル番号を指定するか、セル範囲、テーブル名のいずれかを指定します。
Rangeプロパティの指定方法によってどのようになるかテスト用に以下のようなテーブルを用意しています。
一つ目のテーブル(A1:A11)には「国別人口1」というテーブル名が設定されており、2つ目は1つ目と同じデータのただの表です。
指定しない場合 | “A1″が指定されたものとして行列それぞれの最終データまで読み込みます。![]() |
セル番号を指定した場合 | 指定されたセル番号を起点に行列それぞれの最終データまで読み込みます。 <A1を指定した場合> 読み込み範囲:「A1:F25(赤枠)」
読み込み範囲:「A15:F25(赤枠)」 |
セル範囲を指定した場合 | 指定した範囲のみが読み込まれます。
<A15:C25を指定した場合> |
テーブル名を指定した場合 | あらかじめテーブルに指定された範囲が選択されます。
<テーブル名「国別人口1」を指定した場合> |
AddHeaderプロパティ
AddHeaderプロパティは読み込むデータにヘッダーが含まれているかを指定します。ExcelのデータはDataTableというクライアント上に仮想的に作られるテーブルとして読み込まれるため、必ずヘッダーが必要になります。
列名には重複した列名を使用することができないので注意してください。
AddHeaderプロパティをチェック | 元々のヘッダーが使用されます。 |
AddHeaderプロパティのチェックを外す | 元々のヘッダーはそのままでColumn0,Column1といったヘッダーがDataTableに追加されます。 |
UseFilterプロパティ
UseFilterプロパティはテーブルにフィルターをしている場合に、フィルターされたデータのみ取得したい場合にチェックします。このチェックをしない場合にはたとえフィルターをしていてもすべてのデータがDataTableに読み込まれます。