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セル範囲に値を書き込む


セル範囲に値を書き込むにはWrite RangeアクティビティあるいはAppend Rangeアクティビティを使用します。

Write Rangeアクティビティ

Write RangeアクティビティはDataTableに格納されたデータを一気に書き込みます。書き込むデータはDataTableのみ対応しているため、あらかじめRead RangeアクティビティやBuild DatatableアクティビティでDatatableに値を入れておく必要があります。

下のようなデータが書き込まれたSheet1があるとします。これをまっさらなSheet2に書き込む例で見ていきます。

Sheet1の値をRead RangeアクティビティでDataTableに読み込みます。

読み込んだDataTableを今度はWrite Rangeアクティビティを使用し、Sheet2に書き込みまます。
sheet2がない場合は新規にシートが追加されデータが書き込まれます。

Write Rangeアクティビティのプロパティ

プロパティ 解説
Data Table 値が格納されたData Tableを指定します。
Sheet Name シート名を指定します。シートが存在しない場合は、指定されたシート名で新規にシートが作成されます。
Starting Cell 値を書き込むスタートのセルを指定します。指定されていない場合は、”A1″から値が書き込まれます。
Add Headers ヘッダー付きで書き込む場合はチェックします。

書き込まれたデータは書式が設定さないため、あらかじめ書式を設定したシートを用意し、そのシートに書き込むかデータを書き込み後に書式を設定する必要があります。

Append Rangeアクティビティ

Append RangeアクティビティはDataTableに格納されたデータを書き込みますが、最後のデータに追加する形で書き込みを行います。

以下のようにSheet1とSheet2にデータがあるとします。Sheet2のデータをSheet1の最後に追加する例で見ていきます。

Sheet1

sheet2

Excel Application Scopeを配置します。

Read RangeアクティビティでSheet2をDataTableに読み込みます。

Append Rangeアクティビティを配置します。

Append Rangeアクティビティのプロパティを設定します。

プロパティ 解説
DataTable 値が格納されたData Tableを指定します。
Sheet Name シート名を指定します。シートが存在しない場合は、指定されたシート名で新規にシートが作成されます。

<ロボットの実行結果>
Sheet1の最後にSheet2のデータが書き込まれました。ですが、書き込まれたデータは書式が設定さないため、あらかじめ書式を設定しておきその領域に書き込むか、データを書き込み後に書式を設定する必要があります。